プロスペクト理論

student02_l

 

太陽光発電の導入に迷っている人に対して、業者が使うテクニックがいくつかあります。プロスペクト理論もその一つです。

 

人間は利益を得ることより、損失を被ることを避ける性質であることを利用しています。つまり、一枚買うともれなく10000円の罰金のあるくじAと、1枚買うと50%の確率で20000円の罰金、50%の確率で罰金免除のくじBという2種類のくじがあると、くじBを選ぶ人のほうが多くなるというのです。

 

実際は、くじAで10000円の罰金の方が堅実なのですが、損失を出来るだけ避けたいあまり、もしかしたらという可能性にかけてしまうのです。
太陽光発電システムの導入費用は、少なく見積もっても100万円以上はかかります。

 

しかし、販売業者は余剰電力の売電制度を利用すれば〇〇年で元が取れ、しかもその後は収入源となるという理屈で契約を勝ち取るのです。確かに理屈ではそうなのですが、天候に左右され思ったように発電できない可能性や装置の故障や劣化で、発電効率が低下することも本来なら考慮にいれるべきなのです。

 

業者の方も、天候や装置の劣化などの懸念すべきことはおそらく話しているはずですが、導入に迷っている人は、そういったことよりエコだとか売電制度など自分に利益になることばかりで頭がいっぱいになっているので、そこまで頭が働かないのです。

 

太陽光発電は次世代の再生可能エネルギーとして有効活用すべきですが、導入や設置にはやはり費用がかかります。導入目的が節約という人には、残念ながらお勧めできないのが実情です。